名古屋市中区金山4丁目で長年営業されていた焼き鳥店について、店舗売却・居抜き売却のご相談をいただきました。
今回の店舗は、金山駅から徒歩約3分・ビル1階・約15坪。
ご家族で約10年間営業されてきた焼き鳥店でした。
金山駅から近く、1階店舗で視認性もあり、15坪というコンパクトで使いやすい店舗規模。
飲食店の居抜き物件としては、非常に魅力のある条件が揃っていました。
今回、店主様が店舗売却を決断された理由は、売上不振ではありません。
店主様が体調を崩され、長期療養が必要となったため、今後は営業を続けるよりも治療に専念したいとのことで、店舗を手放すことになりました。
長年、ご家族で大切に営業されてきた店舗です。
そのため、
「できるだけ早く売却したい」
というご希望がある一方で、
「せっかく10年間続けてきた店なので、できるだけ価値を評価してもらいたい」
という思いもありました。
店舗売却・居抜き売却専門の「居抜キング」で現地を確認したところ、
金山駅徒歩3分
1階店舗
約15坪
長年飲食店として営業されてきた店舗
という条件から、買主需要はかなり高いと判断しました。
売却活動を開始したところ、予想どおり早い段階から複数の問い合わせが入りました。
最終的には、鉄板居酒屋を新規開業したいという方との条件がまとまり、
売却期間わずか18日。
造作譲渡価格は、
600万円
で成約しました。
さらに通常退去した場合に必要になると見込まれていた、
原状回復費約190万円も削減。
高額な原状回復工事を行うことなく、長年営業されてきた店舗を次の経営者へ引き継ぐことができました。
今回の事例は、
「好立地+1階+小型店舗はやはり強い」
ということが非常によく分かる成約事例です。
今回は、名古屋市中区金山4丁目の焼き鳥店が、なぜ18日という短期間で600万円という高額売却につながったのか、詳しくご紹介します。
今回の店舗売却・居抜き売却事例
今回ご相談いただいた店舗の概要は以下のとおりです。
所在地:名古屋市中区金山4丁目
業種:焼き鳥店
店舗面積:約15坪
所在階:ビル1階
最寄駅:金山駅徒歩約3分
営業期間:約10年
売却理由:店主様の長期療養に伴い治療へ専念するため
売却期間:18日
造作譲渡価格:600万円
譲渡先:鉄板居酒屋の新規開業希望者
次店舗の予定業態:鉄板居酒屋
原状回復費削減額:約190万円
※店舗名、建物名、売主様・買主様を特定できる情報、具体的な契約条件等については、プライバシー保護のため一部非公開としています。
今回の店舗で特に大きかったのが、
「金山駅徒歩3分+1階+15坪」
という条件です。
居抜き店舗として非常に買いやすく、出店希望者からの引き合いも多い案件となりました。
金山駅徒歩3分という好立地
今回の店舗があったのは、名古屋市中区金山4丁目です。
金山駅は、JR、名鉄、地下鉄が利用できる名古屋市内でも交通利便性の高いターミナル駅です。
名古屋駅、栄方面へのアクセスも良く、周辺にはオフィス、住宅、ホテル、商業施設、飲食店などが集まっています。
平日の会社員需要だけでなく、休日や夜間の飲食需要も期待できます。
今回の店舗は、その金山駅から徒歩約3分。
飲食店の立地として、
「駅から近い」
という条件は非常に強いです。
仕事帰りのお客様や、複数人で集まるお客様にとって、駅から歩いてすぐというのは大きなメリットになります。
今回の売却でも、
金山駅徒歩3分
という立地は、購入希望者から高く評価されました。
1階店舗はやはり強い
今回の店舗はビル1階。
これも売却価格と売却スピードに大きく影響したと考えられます。
飲食店では、
1階であること
は大きなメリットです。
1階であれば、
・通行人から店舗を確認しやすい
・看板を出しやすい
・偶然の来店を期待できる
・お客様が入りやすい
・食材や備品の搬入がしやすい
・厨房機器の搬入・交換もしやすい
といった利点があります。
2階、3階、地下店舗でも営業は可能ですが、一般的には1階の方が買主候補は広がりやすくなります。
特に今回のように、
駅近+1階
という組み合わせは非常に強い条件です。
売却活動を開始してすぐに複数の問い合わせが入ったことからも、1階店舗の市場性の高さを実感する取引となりました。
15坪という「小箱」が高く評価された
今回の店舗面積は約15坪。
決して大型店舗ではありません。
しかし居抜き売却では、
小さい店舗=安い
とは限りません。
むしろ15坪前後の飲食店は、多くの出店希望者にとって非常に使いやすいサイズです。
大型店舗の場合、
家賃
保証金
人件費
光熱費
内装費
運転資金
などが大きくなります。
そのため、検討できる買主が限られます。
一方、15坪程度であれば、
・個人の独立開業者
・小規模法人
・飲食店企業の新規出店
・新ブランドの出店
など、幅広い買主候補が検討できます。
また、小型店舗なら少人数でも運営しやすく、固定費を抑えやすいメリットがあります。
今回の店舗では、
15坪という小箱
であること自体が、高い評価につながりました。
「広いほど高く売れる」は間違い
居抜き売却では、
「50坪あるから高く売れる」
「15坪しかないから安い」
という単純な考え方はできません。
実際には、
15坪の店舗が600万円
で売れる一方、
40坪、50坪の店舗が300万円台になることもあります。
これは居抜き価格が坪数だけで決まらないからです。
価格を左右するのは、
・立地
・駅からの距離
・階数
・賃料
・店舗面積
・設備
・内装状態
・業態
・買主需要
などです。
今回のような、
金山駅徒歩3分+1階+15坪
という条件は非常に多くの出店者が検討しやすく、それが600万円という高額売却につながりました。
長年家族で営んできた焼き鳥店
今回の店舗は、ご家族で約10年間営業されてきた焼き鳥店でした。
飲食店を10年間続けることは簡単ではありません。
地域のお客様に利用していただきながら、長い年月をかけて営業されてきた店舗です。
しかし今回、店主様が体調を崩され、長期の療養が必要となりました。
今後も無理をして営業を続けるより、
治療へ専念することを優先したい
ということで、店舗売却を決断されました。
飲食店の閉店理由は、赤字だけではありません。
実際には、
・体調
・年齢
・家族事情
・人手不足
・本業への集中
・事業転換
など、さまざまな理由があります。
今回も店舗自体に問題があったわけではありません。
むしろ立地や店舗条件は非常に良く、だからこそ多くの購入希望者が現れました。
営業10年でも600万円で売却
今回の店舗は営業期間約10年。
決して新しい店舗ではありません。
それでも、
600万円
で居抜き売却することができました。
居抜き店舗の価格は、
設備の年式だけでは決まりません。
もちろん厨房機器や空調設備の状態は査定に影響します。
しかし今回のように、
立地が良い
1階
15坪
という条件が揃っていれば、店舗全体として高く評価される可能性があります。
売主様が、
「10年使った店だから価値はないだろう」
と判断して解体してしまっていたら、今回の600万円という売却はありませんでした。
焼き鳥店から鉄板居酒屋へ
今回の買主様が開業予定なのは、
鉄板居酒屋。
前店舗は焼き鳥店です。
完全に同じ業態ではありません。
しかし飲食店として共通して利用できる設備は多くあります。
例えば、
・厨房
・ガス設備
・排気設備
・給排水
・冷蔵設備
・製氷機
・シンク
・カウンター
・客席
・空調
などです。
買主様は、既存設備を利用しながら、鉄板居酒屋に必要な設備を追加することで開業できます。
スケルトン状態からすべて作るより、初期費用を抑えられる可能性があります。
完全な同業種でなくても高く売れる
居抜き売却では、
「焼き鳥店なら次も焼き鳥店でなければ売れない」
わけではありません。
今回のように、
焼き鳥店→鉄板居酒屋
という売却も可能です。
大切なのは、
既存設備を次の業態でどこまで活用できるか
です。
飲食店同士であれば、厨房、ガス、給排水、客席など共通部分が多くあります。
そのため、多少業態が違っても買主にとって十分価値があるケースがあります。