【居抜き・店舗売却】飲食店の閉店。なぜ居抜きの需要があるのか?詳しく解説

2025年06月23日

【居抜き・店舗売却】飲食店の閉店。なぜ居抜きの需要があるのか?詳しく解説

飲食店が閉店した後、その店舗が「居抜き物件」として再利用されるケースが多くあります。これは非常に需要が高い形態であり、以下のような理由から居抜き物件の人気が高まっています。

✅ 「居抜き」とは?
居抜きとは、前の店舗の内装や設備をそのまま残した状態で物件を引き渡すことです。これにより、新しいテナントはゼロから内装工事をする必要がなく、開業コストや時間を抑えることができます。

🔍 居抜き物件の需要がある理由(詳しく解説)

1. 初期投資を大幅に抑えられる

  • 通常、飲食店を一から開業するには数百万円〜数千万円の内装費・設備費がかかります。
     

  • 居抜きなら、キッチン設備・空調・照明・カウンター・トイレ等が揃っており、初期費用を1/3〜1/5程度に抑えられることも。
     

  • 特に開業資金が限られている個人オーナーや小規模事業者にとって大きなメリットです。
     

2. 開業までのスピードが速い

  • 工事期間が短縮されるため、契約から数週間でオープン可能なケースもあります。
     

  • 飲食業は「場所とタイミング」が売上に直結するので、すぐに開店できるのは大きな強みです。
     

3. 立地が良い場所に出やすい

  • 飲食店は好立地(駅近・繁華街など)に集中しています。これらの物件は通常なかなか出回りません。
     

  • しかし閉店によって希少な立地の物件が居抜きで出ることがあるため、開業希望者はチャンスを狙います。
     

4. 営業実績・レイアウトの参考になる

  • 既存の店舗のレイアウトや座席配置、厨房導線は実際に営業していた経験に基づいたものなので参考になります。
     

  • また、前店舗のファン層を取り込める可能性もあり、集客の足がかりになる場合も。
     

5. 撤退側にとってもメリットがある

  • 居抜きで引き渡すことで、撤退時の原状回復費用(数百万円〜)を抑えられる
     

  • 設備や内装の買取費用を新テナントから得られる場合もある。
     

⚠ 居抜き物件の注意点

  1. 設備の老朽化や故障リスク

    • 設備が古い場合、すぐ修理や買い替えが必要になることも。
       
       

  2. レイアウトの自由度が低い

    • 前の店舗の設計に縛られ、自分のコンセプトに完全に合わないことも。
       
       

  3. 過去の店舗イメージが残る

    • 「あの店、潰れたよね」といったネガティブな印象が残るケースも。
       
       

🏁 まとめ

メリットデメリット
初期費用を抑えられる設備の状態に注意が必要
すぐに開業できる自由なレイアウト変更が難しい
好立地のチャンスがある前店舗のイメージを引き継ぐ可能性
営業ノウハウが見えるトラブル履歴など調査が必要

✅ 居抜き物件をお探しの方へ。居抜き店舗で開業時のチェックリスト(注意点)

【契約・物件関連】

☐ 物件契約の内容をよく確認(賃料・契約年数・更新料)
☐ 居抜き部分の所有権が誰にあるか(貸主 or 前テナント)
☐ 造作譲渡契約の内容(撤去費負担の有無・保証の範囲)
☐ 地代・共益費などの固定費も事前確認
 

【設備・インフラ】

☐ キッチン設備(ガス、給排水、グリストラップ、冷蔵庫など)の動作確認
☐ 空調・換気・電気容量(特に古い建物は要注意)
☐ トイレ・手洗い場の衛生状態・排水の詰まりチェック
☐ 消防法や保健所の基準を満たしているか(防火扉、避難経路など)
 

【立地と周辺環境】

☐ 周辺の競合店・似た業態のリサーチ
☐ 通行量や時間帯の客層(朝/昼/夜・平日と土日で変化があるか)
☐ 騒音や臭いなど、近隣トラブルになりそうな要因はないか
 

【法令・営業許可】

☐ 飲食業許可の取得に問題ないか(厨房構造・手洗い設置など)
☐ 届出や申請はスムーズに行えるか(保健所・消防署・税務署など)
☐ 看板設置の可否(ビルによっては規制がある)
 


📘 まとめ:成功する居抜き活用のコツ

  • 費用感・スピード感・営業ノウハウの3つが大きな魅力。

  • ただし、「安物買いの銭失い」にならないよう、設備と契約内容は要チェック

  • 「いい物件は水面下ですぐに決まる」ため、事前の情報収集と人脈づくりが大事です。
     

お得に見える居抜き物件ですが、❌ 居抜き物件選びで失敗した事例 3選 を紹介

1. 【設備が老朽化 → 修理費で初期コストが倍に】

概要:
内装も厨房機器も一見きれいだったが、実際に営業を始めると冷蔵庫が壊れ、排水も詰まり気味。修理・買い替え・配管工事で予定外の出費(約150万円)。
 

教訓:
→「設備は見た目より“中身”」。
→ 専門業者に事前の動作確認と点検を依頼すべき。
 


2. 【造作譲渡費+高い家賃で資金ショート】

概要:
人気エリアで元カフェの居抜き物件(家賃月40万円+造作譲渡250万円)を契約。初期費用は抑えられたが、家賃の重さに耐えきれず半年で閉店。
 

教訓:
→「家賃比率」を見落とさない(理想は売上の10〜15%)。 
→ 初期費用よりランニングコストを最優先に検討。
 


3. 【前店舗の“悪評”が引き継がれた】

概要:
同じラーメン業態で居抜き開業したが、「あのまずかった店?」と以前の評判が残っており、新規集客に苦戦。
 

教訓:
→ 居抜き物件では**「前店舗の評判」**をリサーチすべき。
→ 同じ業態なら、内装の刷新+屋号変更+強いPRでイメージ刷新を。
 

✅ 居抜き物件購入後の内装工事。成功するための内装リフォーム活用例

1. 【内装は最小限の変更で“印象チェンジ”】

  • 元・喫茶店 → 新・スイーツカフェに変更。

  • カウンターの天板と壁紙だけ変更し、照明を暖色に統一。

  • コストは約50万円。**「全体を変えずに雰囲気を大きく変える」**ことに成功。
     

内装リフォームのコツ:

  • 天井・床・照明は「雰囲気」を左右する最小限の投資ポイント。

  • DIYでできる範囲を増やすとコストも削減。
     


2. 【設備追加は“中古+補強”で低コスト化】

  • 厨房にない「スチームコンベクションオーブン」を追加する必要があったが、新品は高価。

  • 中古+設置費用(全体で30万円以内)で済ませ、他の機器も一部再利用。
     

ポイント:

  • 飲食機器は中古市場が活発。

  • 必要最低限を見極めて、一度に揃えず段階的導入も可
     


3. 【厨房動線の改善で生産性UP】

  • 前店舗のレイアウトは「独りで回すには非効率」。厨房内を縮小&カウンター導線を直線に改修。

  • 改修費20万円弱で、回転率・作業効率ともに向上
     

厨房・導線のチェックも重要!

  • **「何人でオペレーションするか?」**をイメージして設計を見直す。

  • 特に居抜きでは、前店舗と業態が違う場合に注意。
     

項目 成功のポイント
設備状態 開業前に専門家による動作・劣化確認
契約内容 家賃、造作譲渡、原状回復義務などを明確に
内装 天井・照明・床の最小変更で印象UP
業態 前店舗と業態が同じ場合、イメージ刷新が必要
導線・レイアウト オペレーションを想定して無駄を省く

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