名古屋は居抜き物件需要が全国的にも高く、買い手が見つけやすい市場ですが、売却価格には大きな差が出ます。高く・早く売るための具体的なポイントをステップごとにまとめました。
居抜き売却とは、店舗の内装・厨房機器・什器・設備などをそのままの状態で次のオーナーに引き継ぐ売却方法です。
買い手にとっては初期費用の大幅な節減・短期間での開業が可能になるため人気が高く、名古屋でも成立しやすい傾向があります。
メリット
原状回復工事費(300〜800万円以上になることもある)が不要になるケースが多い(売主負担が減る)。
買い手側の初期投資が抑えられる分、需要が強い。
売却スピードが早い(交渉・引き渡しまでが短い)。
デメリット
内装や設備が老朽化していると価値が下がる可能性。
契約上、貸主の承諾が必須になる場合があり、承諾が得られないと居抜きが成立しない。
キッチン機器、換気・ダクト設備、空調、照明、内装仕上げなどの状態が良いほど査定が高くなります。
故障や汚損は値引き交渉の材料にされやすく、価格を下げる要因になります。
改善例
清掃・整備を徹底(厨房機器の動作検査・清潔感の演出)
内装の補修、小さな破損を直す
売却前に軽いリノベーション(壁紙・床など)は検討価値あり
名古屋市内でも特に人気の強いエリアは次の通りです:
栄(中区):繁華街・飲食需要高
名古屋駅(名駅)周辺:ビジネス・観光客層多
大須・上前津:若者・観光客向け
金山:交通利便性と家賃のバランス
今池・千種:住宅地需要
➡ 需要が高い立地は競合が多い分、高値で成約しやすい傾向があります。
居抜き売却では大前提として、「貸主の承諾」が必要な場合が多いです。契約書に基づき、事前に承諾を得なければ、売却自体が無効になる可能性もあります。
ポイント
契約書を専門家と一緒に確認する
大家の理解を得るための資料・説明を用意
承諾条件(譲渡料・原状回復条件など)について合意形成
造作(什器・設備)は売却価格の大きなウェイトを占めますが、価値の付け方は査定者次第。
専門業者にきちんと評価してもらうことで、相場より高い査定額を提示してもらえる可能性が高まります。
仲介会社を複数活用
→ 買い手候補の母数が増え、競争で価格が上がることがある。
繁忙期に掲載・広告を出す
→ 春・秋は開業希望者が増える傾向。
詳細な情報提供(写真・図面・設備一覧)
→ 買い手がイメージしやすいと交渉成立率が高まる。
現状把握・評価査定
内装・設備・物件の強みを整理
賃貸借契約内容確認
原状回復義務・譲渡の可否のチェック
内装・設備の整備
清掃・補修
売却資料の作成
写真・設備リスト・収支シミュレーション
仲介会社・販路選定
買い手候補との交渉
契約・引き渡し・精算
※ できるだけ専門の売却サポート会社に依頼すると、手続きをスムーズに進められます。
✔ 設備の保証書・取扱説明書を揃える
→ 買い手の不安を減らし、交渉材料に。
✔ 飲食業界の季節性・イベント需要を考慮する
→ 年末〜春は開業希望者が増える傾向。
✔ 広告・内覧対応は迅速に
→ 内覧予約が入りやすい対応で、競争を作る。
✔ 立地優位性や周辺施設の強みを強調
→ 駅近・人通り・競合状況の分析を資料化。
⚠ 設備・内装の所有権と譲渡可否
貸主や施工会社が設備を所有しているケースもあるため、事前確認が必須です。
⚠ 原状回復義務による費用負担
場合によっては一部原状回復義務が発生し、売却価格に影響することもあります。