飲食店を居抜きで売る際の注意点を居抜キングが細かく解説

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2026年02月12日

飲食店を居抜きで売る際の注意点を居抜キングが細かく解説

飲食店を居抜きで売る際の注意点を居抜キングが徹底解説

「できるだけ高く・早く・トラブルなく」
これが居抜き売却の三大テーマです。
ですが実際は、家主承諾・契約条件・造作評価・税務処理など、落とし穴が非常に多い。

ここでは、現場を知り尽くした“居抜キング”目線で、失敗しないための具体的チェックポイントを細かく解説します。

① まず最重要:家主(オーナー)の承諾条件

居抜きは「勝手に売れる」わけではありません。

✅ 必ず確認すべきこと

  • 譲渡承諾料はいくらか

  • 賃料改定はあるか

  • 保証金の増額はあるか

  • 契約形態(普通借家 or 定期借家)

  • 用途制限(重飲食OKか)

ここで条件が悪化すると、売却価格は一気に下がります。

👉 事前に家主と水面下で交渉できるかがプロの腕。


② 造作価格の決め方を間違えると売れない

「開業時に1,000万かかった」
→ それは関係ありません。

市場価値は

  • 立地

  • 業態の引継ぎやすさ

  • 厨房の状態

  • 営業年数

  • 現在の家賃バランス

で決まります。

相場感

  • 地方都市:0~300万が多い

  • 好立地繁華街:300~800万

  • 超一等地:1,000万超もあり

※名古屋中心部などは、エリア差が非常に大きい。


③ 契約書は“造作譲渡契約”を必ず分ける

売却の構造はこうなります。

  • 家主 ⇄ 買主(賃貸借契約)

  • 売主 ⇄ 買主(造作譲渡契約)

  • 仲介業者(手数料)

ここで曖昧にすると危険なのが

  • 瑕疵担保責任(設備不具合)

  • 引渡し時の状態

  • 残置物扱い

後からクレームが来る典型パターンです。


④ 原状回復義務の扱い

賃貸契約によっては

  • 解約時スケルトン返却義務あり

  • 厨房撤去必須

  • ダクト撤去義務あり

これを放置して売却すると、

👉 「やっぱり原状回復して下さい」と言われ
数百万の損失になるケースも。

必ず契約書を精査すること。


⑤ 従業員・顧客情報の扱い

  • 名簿譲渡は個人情報保護法に注意

  • SNSアカウントの引継ぎ可否

  • 口コミ評価の扱い

特にGoogleマップの店舗情報は、
営業権の一部になることも。


⑥ 税務処理を理解していないと損をする

造作譲渡は基本的に

  • 消費税課税対象

  • 固定資産の売却扱い

  • 帳簿価額との差額は損益

決算タイミングによっては節税戦略が変わります。

必ず税理士と連携を。


⑦ 高く売るための実務ポイント

✔ 写真はプロレベルで撮る
✔ 清掃・メンテしてから出す
✔ 「撤退理由」は前向きに表現
✔ 水面下で先に買い手候補を探す
✔ 相場より少し高く出して調整する


⑧ こんな売主は失敗しやすい

❌ 家主に無断で募集
❌ 相場無視の高値設定
❌ 税務を理解していない
❌ 契約書を読んでいない
❌ 仲介を安さで選ぶ

居抜きは「不動産+営業資産」の複合取引。
普通の賃貸仲介とは別物です。


⑨ 売却スケジュール目安

1ヶ月目:査定・家主確認
2ヶ月目:募集開始
3~4ヶ月目:申込・承諾
4~5ヶ月目:契約
5~6ヶ月目:引渡し

※好立地なら2~3ヶ月で決まることも。


まとめ:居抜き売却は“戦略”で価格が変わる

居抜きは

  • 情報戦

  • 交渉力

  • 法律理解

  • 税務理解

この4つで成否が決まります。

「ただ掲載する」だけでは
数百万円単位で損をする可能性があります。

📍 名古屋(日本)エリアの飲食店居抜き売却相場(2025〜2026年時点)
(※立地・業態・設備状態・店舗規模によって幅があります)


🔎 1. 相場の全体感(愛知・名古屋)

📌 平均的な売却額(造作譲渡価格)

  • 平均的な売却額:約 300万円前後(複数事例の平均値)

  • 売却までの平均期間:約 90〜100日程度(市場平均)

※これには、低規模〜中規模店舗が多く含まれるため、立地や設備が良いと大きく上振れる傾向があります。


📍 2. エリア別相場(目安)

🌆 栄・名駅(一等地・繁華街)

  • 30坪前後の飲食店居抜き物件:500万円〜1,500万円程度もあり得る幅広い相場。

  • 人気立地・業態がマッチすれば 高値成約 の可能性大。

👉 栄(中区):夜・飲食集客力が強く、居酒屋系のニーズが高い。
👉 名駅(駅近):ランチ・ディナー両方の需要があり、立地価値を高評価できる。


📍 大須・金山・今池(準繁華街・住宅近接)

  • 30坪前後の造作譲渡相場:300万円〜800万円程度が一般例。

  • 小〜中規模の業態に人気があり、回転率が高いエリア。


🏙 郊外・ロードサイド

  • 小型店舗や特定業態:50万円〜300万円前後の例もある。


📊 3. 具体事例(名古屋)

以下のような実際の成約例があります:

業態立地面積売却額(造作譲渡)
居酒屋中区・栄近辺約15坪前後560万円
ダイニングバー大須エリア約40坪約660万円(高評価立地事例)
ラーメン店熱田区約28坪約700万円(厨房設備評価を含む)

※ 同じ名古屋市内でも立地や設備価値によって幅が出ます。


💡 4. 相場に影響するポイント(名古屋ならでは)

✅ 立地

  • 駅近・人通りが多い地域ほど評価が高い。

✅ 業態の汎用性

  • 居酒屋・ラーメンなど汎用性高い厨房設備 → 買い手がつきやすい。

✅ 設備・状態

  • 高性能ダクト・グリストラップ・業務用冷蔵庫等が残っていると価格UP。

✅ 原状回復コスト

  • 原状回復不要が明確 → 売却価値が上向き。


📌 ポイントまとめ

  • 名古屋では300万円前後が一つの目安だが、好条件なら500〜1,500万円を狙える。

  • 郊外や小規模店舗では**低めの相場(50〜300万円)**も存在する。

  • 中区(栄)、名駅、大須、金山といったエリアは特に造作評価が伸びやすい。

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 公益社団法人全日本不動産協会 地方代議員

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