居抜き売却とは、内装・厨房設備・什器などをそのままの状態で次のオーナーに引き継ぐ売却方法のことです。
通常の撤退(原状回復 → スケルトン返却)に比べて、撤去費用が不要になり、買い手にとっての開業コストが下がるため需要が高い方法です。
メリット
原状回復工事費・撤去費を抑えられる
買い手の初期費用が大幅に低減される
出店希望者が付きやすく、売却スピードが早い
注意点
設備の老朽化や状態によって評価が下がる可能性
貸主の承諾が必要な場合がある
関係者の所有権(設備・造作)が明確でないとトラブルに
内装・厨房機器・什器・設備の一覧を作成し、状態・年式・保証書・取扱説明書などをまとめましょう。
これは査定・交渉での評価材料になり、価格アップにつながります。
原状回復義務の範囲
造作譲渡(居抜き)に関する貸主の承諾条件
貸主が要求する撤去・補修条件
を必ず確認してください。貸主に相談し、可能であれば承諾書を文書化しておくと安心です。
売却の対象としない設備も含めて、什器・設備リストと譲渡条件を明確にしましょう。
曖昧だと買い手とのトラブルの原因になります。
掃除・簡単な補修・整備をしておく
動作確認や清掃履歴・保証書があれば提示
買い手は「すぐ営業できる・修理不要」という安心感に価値を感じ、価格が上がる可能性があります。
店内・外観・厨房設備の高画質写真
売却対象リスト
周辺情報(立地の優位性・競合状況)
収支シミュレーション(家賃・人件費など)
これらを資料化して提示すると、買い手の理解が深まり、価格交渉で有利に働きます。
複数の不動産・居抜き売却専門会社に査定を依頼すると、査定額や買い手候補が広がり、競争が生まれて価格アップにつながる可能性があります。
年末〜春は開業希望者が増える傾向がある(求人数が増える季節)
人通りの多い繁華街・駅近立地は需要が高い
こうしたタイミングは、内覧・問い合わせが増えやすく、高値成約につながる要素です。
買い手は理由を気にします。
ポジティブな理由(業態転換、次の出店準備など)を整理して伝えると、信頼度が上がり交渉が有利です。
名古屋では以下エリアが居抜き需要が強いとされています:
栄(中区)
名古屋駅(名駅)周辺
大須・上前津エリア
金山駅周辺
今池・千種エリア
買い手の関心が高い業態
居酒屋・大衆酒場
ラーメン・中華
カフェ・軽飲食(テイクアウト含む)
バー・ダイニングバー
和食・専門系(設備良好な場合)
現状把握・査定
賃貸契約内容・貸主条件の確認
内装・設備の整備・資料作成
仲介会社選定・情報掲載
内覧・交渉
契約・造作譲渡・引き渡し
精算・名義変更など処理完了
原状回復義務がある場合、一部工事が必要になる可能性があります。貸主と事前に交渉し、「居抜きの承諾」を得られる条件を明文化しておくことが価格・交渉力向上につながる重要ポイントです。
✔ 状態の良い設備・内装を整える
✔ 売れるタイミング・人気エリアを意識する
✔ 複数社査定で売却条件を比較・競争させる
✔ 買い手目線で資料・説明を用意する
✔ 貸主との承諾条件を明確化する
――こうした準備を進めることで、単なる撤退ではなく、店舗資産として最大限の価値回収を図ることができます。
名古屋No.1の居抜き需要エリア
業態:居酒屋/バー/ダイニング/小箱飲食
強み
人通りが安定
2号店・3号店狙いの法人が多い
深夜営業可物件は特に強い
ポイント
👉 8〜20坪の箱は特に高値が付きやすい
法人需要がエグい
業態:居酒屋・バル・ランチ対応店
強み
サラリーマン×観光×出張需要
内装がキレイだと即決されやすい
注意
家賃が高い →
👉「初期費用を抑えたい=居抜き需要が強い」
実はプロが狙う穴場
業態:居酒屋/大衆酒場/焼鳥
強み
乗換駅で人が途切れない
家賃が栄・名駅より抑えめ
特徴
👉 居抜き価格と回転のバランスが一番良い
個人開業組が強い
業態:ラーメン/カレー/居酒屋/バル
強み
独立開業者が多い
小資本スタートが多い
ポイント
👉 厨房設備が充実していると刺さる
業態がハマれば爆速
業態:カフェ/軽飲食/テイクアウト
強み
若年層・観光客
SNS映え内装が超重要
注意
業態ズレると動きが鈍い
郊外ロードサイド
住宅地ど真ん中
駅徒歩15分以上
👉 居抜きよりスケルトン前提で見られがち
✔ 駅徒歩5分以内
✔ 10〜30坪
✔ 排気・ダクト・グリストあり
✔ 家賃が相場内
✔ 原状回復免除 or 緩い
この条件が揃うと、
「エリア×居抜き」で一気に価値が跳ねる。
| ランク | エリア |
|---|---|
| S | 栄・名駅 |
| A | 金山・今池 |
| B | 大須・千種 |
| 条件付き | 郊外 |