✅ 1. 原状回復義務と貸主(大家)の承諾を必ず確認
居抜き売却最大のポイントはここです。
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多くの賃貸借契約には「退去時原状回復義務」があるため、内装・設備をそのまま残して売ることが契約違反になる場合があります。契約書を詳細に確認しましょう。
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貸主の事前承諾は必須。無断で売却すると違約金・契約解除リスクが発生します。
> 必ず貸主と話し合い、承諾を得るプロセスを正しく踏むことが、売却成功の第一歩です。
✅ 2. 造作譲渡の範囲・内容を明確化
売却対象となる設備・什器を一覧化し、状態や所有権を明文化しておきましょう。
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造作譲渡契約書を用意し、譲渡するもの・しないものを明確にします。
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冷蔵庫、厨房機器、カウンター、照明、エアコンなど、売却対象は細かくリストアップしておくと買い手とのトラブルを防げます。
✅ 3. 売却理由を明確に伝える
買い手は売却理由を必ず気にします。
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「赤字で撤退」といったネガティブな理由でも、誠実な説明が信頼につながることもあります。
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業態転換や新規出店のための売却など、ポジティブな背景を整理しておくと交渉がスムーズです。
✅ 4. 売れる時期・市場を把握する
居抜き需要はエリア・タイミングで大きく変わります。
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名古屋の栄・名駅・金山・大須・今池などは飲食需要が高く居抜き物件のニーズも強いと言われています。
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これらの人気エリアでは、立地・集客力を強調することで売却が早まる可能性があります。居抜キング
✅ 5. 原状回復と撤去コストの整理
居抜き売却の最大メリットは原状回復費・解体費が減ることですが、以下も確認しましょう。
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契約により一部原状回復が求められるケースもあるため、撤去不要・不要条件を貸主とすり合わせ。
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原状回復が不要であれば、撤退コストを大幅に抑えられ売却益を残せます。
✅ 6. 価格・譲渡額の適正評価
造作・設備の価格は適正に見積もる必要があります。
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人気エリアや人気業態であれば、造作譲渡額が数十万円〜数百万円になるケースもあります。
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過大評価は売れ残りの原因にもなるため、専門的な査定を受けるのが有利です。
✅ 7. 非公開・静かな売却も可能
従業員や常連客に知られたくない場合など、情報公開の仕方にも注意が必要です。
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公開する情報や範囲をコントロールし、静かな売却活動が可能です。
✅ 8. 売却後のトラブル防止のための実務
売却後のトラブルを防ぐためのポイントも重要です。
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譲渡対象設備の状態・故障履歴を正直に伝える。
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買い手との引き渡し後の責任範囲(保証・クレーム対応など)を明確に契約に盛り込む。
🧠 まとめ — 成功させるためのポイント
✔ 貸主の承諾と契約条件の整理
✔ 造作・設備の明確なリストアップと契約書作成
✔ 市場性・エリア調査を踏まえた売却戦略
✔ 撤去コスト・原状回復義務の事前整理
✔ 適正価格での造作譲渡
これらを一つずつ丁寧に対応することが、トラブルなく居抜き売却を成功させるカギです。
居抜キング・居抜きの達人に相談することで、手続き・交渉・契約書作成などの負担を大きく減らすことができます。